自然と建築の共生 — 隈研吾の哲学を体験する旅 | 和心村ガイド
隈研吾。国立競技場、根津美術館、スターバックスリザーブロースタリー東京 — 彼の建築は「自然素材を通じて人と環境を繋ぐ」という一貫した哲学で知られています。コンクリートの箱で自然を遮断するのではなく、木や石、光といった素材を使って、建物そのものが自然の一部になるようなデザイン。
その隈研吾が、アウトドアブランドSnow Peakとコラボレーションして生み出した「住箱(Jyubako)」。2017年の発売以来、「建築とアウトドアの融合」として注目を集めています。この住箱に実際に泊まれる場所が、千葉県富津市の和心村です。
住箱とは何か
住箱は全長約6m、幅約2.4mのモバイルハウス。内装すべてがヒノキ材で統一され、木の香りに包まれる小さな箱です。大きな窓が一面に設けられ、外の風景がそのまま「借景」として室内に入ってきます。
ミニマルであること。必要なものだけがあること。余計なものを削ぎ落とした空間は、自然に意識を外へ向けさせます。これが隈研吾の「負ける建築」— 自然に対して主張しすぎず、環境に溶け込む建築 — の体現です。
住箱で過ごす夜
料金は1泊¥20,000〜、2名専用。冷暖房・WiFi・電源完備で、快適さは十分。しかしこの空間の真価は、夜に窓を開けた瞬間に現れます。里山の風が木の香りと混ざり合い、虫の音や猫の足音が聞こえてくる。建築を「使う」のではなく「感じる」という体験です。
和心村で感じる隈研吾の世界
和心村には住箱だけでなく、築200年の古民家もあります。200年の歴史を持つ木造建築と、2017年に生まれたモバイルハウス。時代も規模も全く違うこの二つに共通するのは「木」と「自然との共生」です。
古民家は200年前の職人が自然の木をそのまま活かした建築。住箱は現代の建築家が同じ思想を現代の技術で再解釈した建築。両方に泊まることで、日本の建築文化が「自然との対話」を軸にどう進化してきたかを肌で感じられます。
隈研吾の他の作品と和心村
| 作品 | 場所 | 体験方法 |
|---|---|---|
| 国立競技場 | 東京 | 観戦・見学 |
| 根津美術館 | 東京・南青山 | 美術鑑賞 |
| 角川武蔵野ミュージアム | 埼玉・所沢 | 展示見学 |
| 住箱 @ 和心村 | 千葉・富津 | 一泊して暮らす |
隈研吾の建築を「見る」場所はたくさんありますが、「泊まる」ことができる場所は限られています。和心村の住箱は、建築を体で感じる貴重な機会です。
よくある質問
住箱は何人で泊まれますか?
2名専用です。プライベートな空間で建築を堪能したいカップルやご夫婦に最適です。
住箱にトイレ・シャワーはありますか?
住箱内にはトイレ・シャワーはありませんが、すぐ近くに専用のシャワールーム・トイレがあります。
住箱と古民家、どちらがおすすめですか?
建築・デザイン好きなら住箱(¥20,000〜)。日本の伝統文化に触れたいなら古民家(¥25,000〜)。可能であれば一泊ずつ両方体験するのが最高です。